『外環の2』練馬訴訟について

『外環の2』の計画が決定されていないにもかかわらず、北の起点から1キロ(大泉ジャンクション周辺)の区間について、2012927日、国土交通省は事業認可を出しました。

それに対し、該当地域および周辺地域の住民5人が原告となって、2013326日、認可の取り消しを求める訴訟の提訴に踏み切りました。

 この訴訟は、すでに武蔵野市で5年にわたって続けられている「外環の2」訴訟(「外環の2」計画全体の廃止を求める裁判)につづくもので、内容が決定していない計画の一部を事業化することは違法であるとして認可の取り消しを求める裁判です。

 この裁判を支援するため「『外環の2』練馬訴訟を支える会」を発足させたいと思います。設立総会は裁判の第一回口頭弁論が行われる619日(水)に開催の予定です。

 口頭弁論の傍聴とともに、総会にもご参加ください。

「『外環の2』練馬訴訟」ニュースレター 1号

619日(水)東京地方裁判所にて、第一回口頭弁論が行われました。

その後弁護士会館に場所をかえて、弁護団からの説明・報告会があり、19:00~は石神井で「『外環の2』練馬訴訟を支える会」設立総会が開かれました。

 

◎第一回口頭弁論 (裁判長:八木一洋氏 裁判官:石村智氏、品川英基氏)

○傍聴席が満席に

40席ある傍聴席は満席になり、法廷に入れなかった方が数人ありました。おかげさまで、住民の関心の高さを裁判官に印象づけることができました。ご協力ありがとうございました!

 

3名の原告が、意見陳述をしました。

それぞれに個性的なすばらしい内容で、傍聴席からは拍手があがり、裁判長に「秩序が保てなければ陳述を止めなければならなくなります」と注意される場面もありました。後刻、代理人の坂勇一郎さんも「この陳述書は歴史的な文書になります」とおっしゃっていました。

みなさん陳述書を書かれるのは初めてで、苦労もされたと思いますが、大変大きな意味のある意見陳述となりました。

 

○被告から、東京都を参加人として加えるよう要請がありました。

他人間の訴訟に利害関係のある第三者が当事者として加わるとき、「参加人」というそうです。

被告の国は答弁書で、地域在住住民以外の原告に関して、原告の資格がないという主張をしていますが、今後の主張は参加人である東京都と連携して行うことが予想されます。

 

○次回は925日(水)10:15~の予定に。

東京都の参加を見越し、次回期日は925日の予定となりました。被告の主張をまとめた準備書面は期日の1週間くらい前に出る見込みです。

 

「『外環の2』練馬訴訟を支える会」設立総会 

原告2名、代理人の坂勇一郎さん、久保田明人さんにお話いただきました。

 

○久保田さんの基調報告より

道路をつくるための行政手続きは、①計画を決めて(都市計画決定)、②計画地に住宅などがあれば土地を収用(収用決定には事業認可が必要)、③工事という段階を経る。事業認可されれば、土地の収用が強制的にできる(任意で土地を購入できる見込みのときには事業認可は不要で申請もされないそうです)。

「『外環の2』練馬訴訟」は②まで進んだ手続き(事業認可)にたいして、その取り消しを求めるもの(先行している「武蔵野訴訟」は①の計画決定の無効などを求める訴訟)。

 

○坂さんのお話しより

武蔵野訴訟では、情報提供や陳述のほか、住民3000人に対するアンケートや、守りたいものを具体的に示すための地域の撮影など、武蔵野訴訟を支える会の協力で実施した。どちらのも訴訟も住民による40年にわたる運動の上に成立している。ひきつづき協力してほしい。

 認可内容を見ると、①「本線」部分と重ならない区域は周りの薄皮のような部分。それなのに「外環の2」として認可する必要があるのか。②東京都は土支田通りの交通確保のためと説明しているが、計画を見ると整合していない。③1キロ区間の南端が中途半端に途切れていて不合理。これらの点を問題としていきたい。

この訴訟の「勝利」は都市計画を廃止させること。裁判はそのためのひとつの手段。ほかの方法も総合して計画廃止に追い込むことを目指したい。

 

○会場から

・ 住民アンケートの実施方法など裁判支援の仕方についてのお話。

    まずは傍聴に行くこと、話しあいの会に参加して代理人に伝えるなどが重要。

    「外環の2」は目白通りから東八道路までの9キロの計画だが、練馬区だけ事業化することもあるか? との質問に、「ありえる」(坂さん)との答え。

    意見陳述を聞いて「外環の2」が自分の生活に直結していると痛感した。地域の人とつながていくしかない。

 ほか、活発な発言が多数ありました。

「『外環の2』練馬訴訟」ニュースレター 0号

619日(水)第一回口頭弁論(1015~東京地方裁判所522号法廷にて)を前に、原告と弁護団とで打ち合わせを行いました。 

以下、主な内容です。

◎被告からの「答弁書」控えをいただきました。

答弁書の内容は、4名の原告について原告資格が無い、というものです。それ以外の内容は含まれていませんでした。準備書面は口頭弁論までに出されるそうです。

◎第一回口頭弁論で「意見陳述」をすることに決めました。

どうしてこの裁判を起こしたのか、どうして「外環の2」計画に反対なのか、意見を述べる機会を生かし、第一回の口頭弁論で、原告と、代理人より意見陳述(10分程度)を行うことにしました。

道路計画が地域の実態に合っていないこと(1キロ区間について道路が完成すると横断できるところが減って地元の生活が不便になることなど)や、「外環の2」該当地域については2年前に突然収用を知らされたことなども含め、地域住民としての意見を述べます。

◎裁判傍聴の要望がありました。

 619日の第一回以後、口頭弁論は15ヵ月~2ヵ月程度の間隔で開かれ、それが数年は続く見込みです。関心の高さを印象づけるために、傍聴人はなるべく多いほうがいいそうです。傍聴人が減らないことも重要だそうです。

第一回口頭弁論が開かれる522法廷は傍聴人席が40席だそうです。みなさまのご参加お待ちしています。

◎地元の状況を説明しました。

1キロ区間を中心にそれ以外の地域でも次々に収用が進みフェンスで囲まれた区画が増えていることなど地元の状況を報告しました。それを受けて、弁護団では現場の写真を撮りに行かれるそうです。

◎「『外環の2』練馬訴訟を支える会」設立総会で弁護団にもお話しいただきます。

練馬裁判の意味について、武蔵野裁判との違いやいわゆる「1キロ問題」のことなど、これまでの経緯も含めて20分程度お話ししていただくことになりました。もちろんご質問もお受けします。

◎「外環の2』を作らないことで、「これを守りたい」というものを目に見える形で欲しいとの要望がありました。

石神井公園や地域の歴史(由緒・守ってきたもの)、土地柄などについて、19日に聞きせて欲しいとのことです。時間がなくて恐縮ですが、「守りたいもの」についてアイデアがあれば、17日(月)くらいまでに下記までお知らせください。

 

 
   

 

●第一回口頭弁論(公判)

619日(水)1015~ 東京地方裁判所522号法廷にて

(地下鉄「霞ヶ関駅」下車、A1出口徒歩1分)

 

●報告会&「『外環の2』練馬訴訟を支える会」設立総会

 619日(水) 19002100

 練馬区立男女共同参画センターえーる2階視聴覚室にて

(西武池袋線石神井公園駅西口下車徒歩6分)

 

「裁判ニュース」第1号